胃・食道・十二指腸に病気が疑われる場合には、非常に有効な検査です。 当院では経鼻内視鏡(細い内視鏡)を採用しています。鼻から内視鏡を挿入することで、 口からおこなうよりも咽頭反射が抑えられ苦痛が軽減されます。鼻の痛みをとる薬、 鼻を拡げる薬を鼻の中にスプレーしてから検査をおこないますが、 稀に左右の鼻とも狭く鼻から検査ができない方もいらっしゃいます。 その場合は従来通り口からの検査となります。
各医療機器案内
胃内視鏡検査
●鎮静剤使用による内視鏡検査について
希望により鎮静剤を使用し眠っている間(患者さんは検査自体を覚えていないことが多い)に検査することも可能です。 鼻からの内視鏡検査で『げ~えっ』という反射は軽減されても全くなくなるということはありません。 咽頭反射が強い方や検査に不安のある方は鎮静剤を使用することでさらに楽に検査が可能となります。
鎮静剤で眠っている(うとうとしている)時間には個人差がありますが15分から90分程度です。 医師が患者さん各々にあわせ、検査に必要最低限(患者さんが苦しくなく検査できる)の鎮静剤の量を調整し投与します。 原則、体をゆすって大きな声で呼びかけをすれば目が開く程度の量の鎮静剤を使うことを基準にしています。
注意
●鎮静剤使用における車、バイク、自転車の運転について
鎮静剤を使用すると、自分では大丈夫と思っても正常な判断ができなくなったり、反応が鈍くなったりします。
そのため車、バイクの運転は検査当日はしないようにお願いしています。
また自転車についても検査後6~8時間以上経ち、ふらつき等がなくなってから運転するようにお願いしています。